テキサスホールデムポーカーのポジション一覧!それぞれの特徴も詳しく紹介

テキサスホールデムポーカーのポジションの基礎知識

テキサスホールデムポーカーにおいてポジションは重要です。自分のポジションによってプレイを変えていく必要性があるためです。ここではポジションとは何なのか?それぞれ名称や、役割をご紹介していきます。

ベラ子

どのポジションが有利で、どのポジションで積極的に仕掛けていくべきかも解説していきます。

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テキサスホールデムポーカーのポジションとは

ポジションを有効活用

テキサスホールデムポーカーにおけるポジションとは「アクションをする順番」のことです。

ポジションを意識したプレイは基本中の基本であり、テキサスホールデムの真髄でもあります。過去には自分のハンドを一度も見ることなく、ポジションとアクションのみで、大会で優勝したプロも存在します。

ポジションの決め方

テキサスホールデムポーカーは、まず「ボタン」と呼ばれるポジションを決定します。そして、このボタンを基準に各ポジションが決定されます。

各ポジションが決定した後、「ビックブラインド」と「スモールブラインド」が、ブラインドと呼ばれる参加費を払ってゲームが始まります。つまりポジションを決めないことにはテキサスホールデムポーカーは始まりません。

ポジションは後の方になるほど有利

テキサスホールデムポーカーでは、後からアクションできるのはそれだけで有利です。前のプレイヤーのアクション、ベット額といった情報を知ってからプレイできるためです。

関連⇒オンラインカジノのテキサスホールデムポーカーのルール・遊び方を分かりやすく説明

テキサスホールデムポーカーのポジションの種類と意味

テキサスホールデムポーカーのポジションはこの9種類です。

関連⇒【初心者向け】テキサスホールデムポーカーの基本用語集

それぞれ意味を詳しく解説します。

①スモールブラインド(SB)

ポジション:スモールブラインド(SB)

「ボタン」ポジションの左隣のポジションがスモールブラインドとなります。スモールブラインドは強制的にブラインドの半額を支払います。

ディーラーボタン位置の左隣にいるプレイヤーは、スモールブラインドといって通常最低ベット額の半額を賭ける義務がある。

引用元:Wikipedia | テキサス・ホールデム

最初の3枚のコミュニティカードが配られる前(プリフロップ)では、ボタンの直後にプレイします。後にビッグブラインドのアクションも控えているため、BBの出方を伺いながらプレイする必要があります。

コミュニティカードが3枚出た(フロップ)後は一番最初にアクションしなければいけません。つまり最も不利なポジションで、フロップ以降をプレイすることになります。

全体的に見て、かなり不利なポジションと言っていいでしょう。

②ビッグブラインド(BB)

ポジション:ビッグブラインド(BB)

ビックブラインドは、ボタンから2つ左隣のポジションです。つまりスモールブラインドの左隣ですね。強制的にブラインドを支払わなくてはいけません。

プリフロップで一番最後にプレイ出来るので有利です。しかし強制的に払ったブラインドの分も考慮に入れる必要があり、判断が難しいポジションです。

フロップ以降はスモールブラインドの次にプレイしなければいけないので、不利なポジションとなっています

③アンダーザガン(UTG)

ポジション:アンダーザガン(UTG)

ビッグブラインドの左隣のポジションが、アンダーザガンと呼ばれています。ブラインドを払うのはスモールブラインドとビックブラインドのみなので、アンダーザガン以降は払う必要はありません。

プリフロップにおいて、最も最初にプレイするのがアンダーザガンです。つまり場に情報がなにもない状態でアクションする必要があります。フロップ以降もビッグブラインドの次にアクションなので、あまり良いポジションとは言えません。

「アンダーザガン」の意味は「銃口を向けられた人」です。かなり危険で不利なポジションだということがよくわかりますね。

④アーリーポジション(EP)

ポジション:アーリーポジション(EP)

アーリーポジションは、スモールブラインドとビックブラインドを除いたポジションで、早めに行動するポジションの総称です。つまりアンダーザガンもアーリーポジションの一つです。

6人テーブルではアンダーザガンのみアーリーポジションとなります。10人テーブルではアンダーザガンの左隣をEP1、EP2と呼ぶのが一般的です。

基本的にアーリーポジションは不利と覚えておきましょう。情報が少ないままプレイすることになるので、プリフロップでのアクションには気をつけましょう。特に初心者はプリフロップでのミスが多いので、アーリーポジションでのプレイには要注意です。

⑤ミドルポジション(MP)

ミドルポジションはその名の通り、スモールブラインドとビックブラインドを除いたポジションで、中盤にプレイするポジションを指します。

6人テーブルではアンダーザガンの左隣2人がMP1、MP2となります。10テーブルではEP2の左隣からMP1、MP2、MP3となるのが一般的です。

ミドルポジションはそこまで不利ではありませんが、有利でもありません。基本的な考え方としては、後ろに何人アクションを控えているプレイヤーがいるかです。ミドルポジションではまだ後ろにかなり人数がいるので、派手に動くのは避けたいところです。

⑥ハイジャック(HJ)

ハイジャックはボタンの2つ手前のポジションを指します。つまり6人テーブルであれば、MP1がハイジャックとなります。10人テーブルでは、MP3がハイジャックです。

ハイジャックは正直使用頻度は高くありませんが、覚えておいて損はないでしょう。

⑦カットオフ(CO)

ボタンの1つ手前のポジションが、カットオフとなります。6人テーブルならMP2がカットオフです。10人テーブルならMP3の隣がカットオフとなります。

カットオフはハイジャックよりも使用頻度が高いので覚えておくべきでしょう。このあたりから大分有利なポジションになってきます

⑧ボタン(BTN)

ポジション:ボタン(BTN)

ボタンは最初に決めるポジションであり、全てのポジションの基準となります。6人テーブルでも10人テーブルでもボタンの場所は変わらず、何人テーブルでもボタンというポジションは存在します。

プリフロップではスモールブラインドとビッグブラインドが後ろに控えてはいるものの、ブラインドを払わず参加できる最も後ろのポジションがボタンです。フロップ以降は、必ず最後にアクションするため、非常に有利なポジションです。

ボタンでは積極的に参加していくべきでしょう。

今回の例は6人のテーブルなので、1番から6番まで順番を決めます。この時1番をスモールブラインド(SB)、2番をビッグブラインド(BB)、最後の6番をディーラーボタン(BTN)、と呼びます。

引用元:全日本ポーカー選手権 | テキサスホールデムのルール

⑨レイトポジション(LP)

ポジション:レイトポジション(LP)

レイトポジションはスモールブラインドとビックブラインドを除いたポジションで、後半にプレイするポジションのことを指します。

6人テーブルの場合ボタンのみがレイトポジションとなります。10人テーブルの場合はボタンとカットオフをレイトポジションとするのが一般的でしょう。

レイトポジションはかなり有利なポジションとなってくるので、レイトポジションが周ってきたら、ポジションを上手く使いながらプレイしましょう。

テキサスホールデムポーカーにおけるアクションの順番

テキサスホールデムポーカーにおいて、アクションをする順番というのは大きな意味を持ちます。

海外では「Position is power」という言葉もあります。つまりポジションはホールカードの強さにも匹敵するほど重要な要素となってきます。

テキサスホールデムポーカーのゲームの流れは以下の通りです。

  1. ボタンを決定する
  2. スモールブラインドとビッグブラインドがブラインドを支払う
  3. スモールブラインドからホールカードが配られる
  4. アンダーザガンからベッティングラウンドが開始
  5. 3枚のコミュニティカードがオープン(フロップ)
  6. UTGからベッティングラウンドが開始
  7. 4枚目のコミュニティカードがオープン(ターン)
  8. UTGからベッティングラウンドが開始
  9. 5枚目のコミュニティカードがオープン(リバー)
  10. 最後のベッティングラウンドの後にショウダウン

テキサスホールデムポーカーは「不完全情報ゲーム」なので、相手のアクションから読み取れる情報が非常に重要になってきます。

ほとんどのベッティングラウンドで、アンダーザガンは最初にアクションしなくてはいけません。情報の無いままアクションしなければならないのは、かなり不利です。

逆にボタンは相手から極力情報を引き出したあとにアクションが可能です。相手のアクションから、相手のホールカードを予想することができますし、自分の手札を上手くカモフラージュすることも可能になります。

ポジションを使い、弱気な相手をブラフで降ろしたり、強気なプレイにローリスクで撤退することも可能です。


参考動画:席順で変わる有利不利・ポジションについて学ぶ

ポジションを有効活用する方法

いくらレイトポジションでも自分のポジションを有効活用できなければ意味がありません。ポジションが良いからといって、むやみやたらに参加していては、チップを溶かすだけです。

大事なのはポジションを利用して相手を欺くことです。

レイトポジションが有利なのは、後だしじゃんけんが強いのと同じです。相手のアクションからホールカードをしっかりと見極めることで、相手を欺き、効果的なアクションが可能になります。

参加するホールカードの基準をポジション毎に変える

参加するホールカードを出来るだけ厳選

アンダーザガンなどのアーリーポジションでは、参加するホールカードを出来るだけ厳選しましょう。出来るだけ強いカードのみで参加すべきです。

逆にレイトポジションではドローを狙うカードで積極的に参加していきましょう。もしくはリレイズを仕掛けて降ろしにいくのも効果的です。

10人テーブルと6人テーブルでも参加するホールカードの基準は変わってきます。もし参加すべきか迷ったら、自分の後に何人アクションをしていないプレイヤーがいるかを数えてみましょう。

関連⇒テキサスホールデムポーカーのセオリーまとめ!5つの定石・基本戦略

ポジションとアクションから相手のハンドの強さを予測する

例えば、10人テーブルにおいて、アンダーザガンとボタンでそれぞれJJを持っている場合を考えてみます。すると、ポジションでJJの強さが変わることがわかります。

アンダーザガンでは後ろに9人アクションを控えているプレイヤーがいますが、ボタンは後ろに2人しかいません。他のプレイヤーが上のポケットペアを持っている可能性が高いのは、圧倒的にアンダーザガンです。

つまりボタンの方が確率的に考えて、自分がベストハンドを持っている可能性が高くなります。もしスモールブラインドやビッグブラインドにコールされても、それ以降を有利なポジションでプレイすることもできます。

関連⇒テキサスホールデムポーカーの確率一覧表

リレイズを仕掛ける

プリフロップのレイトポジションでは大体の場合、アーリーポジションもしくはミドルポジションでレイズが入っています。

レイトポジションではそのレイズに更にレイズ、つまりリレイズを仕掛けることが可能です。テキサスホールデムポーカーにおいてリレイズは非常に強いアクションです。

相手から見るとリレイズを仕掛けた側の手がかなり強いハンドに見えるので、中途半端なハンドは降りるしかありません。

こうやって安易なレイズにしっかりとリレイズを仕掛けていくことで、牽制にもなります。相手は中途半端な手で参加しづらくなるので、相手のハンドも読みやすくなります。

ドローのあるホールカードで参加できる

プリフロップのレイトポジションでは、リレイズを仕掛けることが可能な半面、リレイズを仕掛けないこともできます。当たり前な話ですが、リレイズするのもコールするのも自由自在ということです。これがテキサスホールデムポーカーにおいては非常に有利です。

アーリーポジションやミドルポジションでは、レイトポジションからのリレイズが怖くて参加しづらいハンドでも、自分がレイトポジションであれば参加できます。

例えばボタンだと、後ろがスモールブラインドとビッグブラインドのみなので、リスクを最小限にフロップのカードを見ることができます。

同じスーツのカードや連続した数字のカードで、フラッシュやストレートを狙いに行く場合、フロップが重要になってきます。運が良ければフロップでフラッシュやストレートを完成させられるし、それが出来なくても有利なドローが引ければ強気にアクションできます。

リスクを最小限にフロップを見ることができるのは、レイトポジションの有利な点です。さらに、レイトポジションは強い役が完成した後に、相手のベットやブラフを引き出すスロープレイも可能です。

まとめ|ポジションを理解して初心者プレイヤーから脱却しよう

テキサスホールデムにおいて、いかにポジションが重要かがわかっていただけたと思います。初心者を抜け出したいなら、ポジションについて完全に理解しましょう。

世界中のテキサスホールデムポーカープレイヤーに、ポジションはかなり重要視されています。ポジションを考えてプレイすることは、テキサスホールデムポーカーの基本です。

ポジションの有利を活かして、ほかのプレイヤーにリレイズを仕掛けまくってみてはいかがでしょうか!

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