テキサスホールデムポーカーはギャンブルの一種ですが、運だけの勝負ではなく、実力が勝負の行方に大きく影響します。そして、テキサスホールデムポーカーには攻略法が存在します。
ベラ子
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テキサスホールデムポーカーの4つの攻略法
こちらが、ポーカーの先人たちが長い時間かけて編み出したテキサスホールデムポーカーの基本の攻略法です。
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実戦では、この攻略法を押さえた立ち回りが重要となってきます。攻略法を理解していないプロは一人もいません。
しっかりとやり方を学ぶことで、低レートであれば問題なく勝ち越せます。もちろん高レートで戦う場合も、基本戦略を発展させて戦うことが重要になります。それぞれ詳しく解説します。
攻略法①タイトにプレイする
タイトにプレイするとは「強いハンドでプレイし、弱いハンドはすぐ降りる」という意味です。
基本的にポーカーは「Tight is right」です。タイトにプレイすることは、ほとんどの場合で正解となります。初心者が負ける理由の多くは「参加しすぎ」です。
タイトは「Tight」と書き、「きつい」といった意味を持ちます。テキサスホールデムでは厳しくプレイへ参加する、つまり
・ハンドがある程度強くないとフロップ以降に残らない
・勝てる見込みが減ってくると早めにフォールドを行う
といった特徴を持つプレイヤーを指します。
フロップを見たいがために、プリフロップでコールまたはレイズをしすぎるのは、ミスプレイです。しっかりとスターティングハンドを選び、参加すべきハンドで参加することが重要です。
ちなみに、スターティングハンドの選択はポジションの影響を大きく受けます。ポジションによって、立ち回りを変えましょう。
ポジションごとのおすすめハンドレンジ
「アーリーポジション」「ミドルポジション」「レイトポジション」で、それぞれおすすめのハンドレンジを紹介します。
アーリーポジションで参加すべきハンド
・スーテッドでもA10以上、KQ以上
・オフスーツならA、J以上
・ポケットペアも77以上
アーリーポジションはSBも含みます。アーリーポジションではドローの強いハンドでは参加しないことが無難です。基本的に数字の大きいカードで参加しましょう。
ミドルポジションで参加すべきハンド
・スーテッドならA7以上、KQ以上、K10 以上、QJ以上
・オフスーツならA10以上、KJ以上
・ペアなら55以上
若干アーリーポジションよりも参加できるハンドの幅は広くなります。といっても大事なことは、自分の後ろに何人アクションを控えているプレイヤーがいるかです。テーブルの人数などもしっかり考慮してハンドレンジを選択しましょう。
レイトポジションで参加すべきハンド
・スーテッドならA2以上、K9以上、Q10以上、J10 以上
・オフスーツならA9以上、K10以上、QJ以上
・全てのペア
・連続した数字や同じスーツといったドローの強いハンド
レイトポジションはかなりのドローを含むハンドで参加できます。ボタンであれば、これよりも更にハンドレンジは広がるでしょう。
以上が各ポジションでのハンドレンジです。無暗に広げるのはおすすめしません。最初はこれよりも狭くてもいいくらいです。プリフロップでのミスはそれ以降の戦略を土台から崩してしまいます。
あくまで例なので、このスターティングハンドの範囲を改良していくことが重要です。あくまで臨機応変に対応しましょう。
攻略法②アグレッシブにプレイする
アグレッシブなプレイとは、積極的にレイズやベットを仕掛けていくプレイを指します。
しっかりとタイトにスターティングハンドを選択したならば、あなたはその勝負において最強のカードを持っている可能性が高いです。そうなれば後は、アグレッシブにプレイしましょう。
アグレッシブなプレイの3つのメリット
アグレッシブにプレイすることには、大きなメリットがあります。
1.バリューベットになる
当たり前ですが、しっかりとベットをしてコールを貰わなければ大きく勝つことはできません。アグレッシブにプレイすることで、強いハンドで沢山のチップを得られます。
テキサスホールデムポーカーで最終的に勝利するには、勝てる時に大きく勝ち、負けているときに小さく負けることが重要です。
相手が降りるかもしれないと思って弱気なベットを繰り返しても稼ぐことはできません。また、その不自然に弱気なベットを怪しんで相手が降りてしまうことも考えられます。バリューベットはしっかりと打っていくべきです。
2.ブラフが機能する
テキサスホールデムポーカーの醍醐味はブラフです。ブラフをするときは、ベットやレイズが必ず必要になります。
そのときに極端にパッシブなプレイに終始していた場合、そのベットやレイズがかなり不自然になります。ずっとコールしかしていなかったプレイヤーが急にレイズしたら、かなり怪しいですよね。
アグレッシブにプレイしていれば、相手はそのベットやレイズがブラフなのかバリューなのかわかりません。木を隠すなら森の中、ブラフを隠すならバリューベットの中です。
ブラフと思わせてバリューベット、バリューベットと思わせてブラフといったふうに罠にかけていきましょう。
3.ベットのサイジングには注意
ベットをするときにはそのサイズが重要になります。どのタイミングで、どれくらいのチップを賭けるのかをしっかりと見極めましょう。
基本的にはベットサイズは、次の通りです。
・プリフロップのレイズ → BBの2.5~3倍
・プリフロップのリレイズ → レイズの2.5~4倍
・フロップ以降のレイズ → ポッドに入っているチップ量の3分の1~1分の1
・フロップ以降のリレイズ → レイズの2~4倍(オールインも視野に入れる)
バリューベットで大きく勝ちたいからといって、ポットオーバーを打てば相手は降りてしまいます。ブラフでリスクを取りたくないからといって、少額のベットでは相手は降りてくれません。
ブラフでもバリューベットでも、ベットのサイジングは変えない方が良いでしょう。
攻略法③良いポジションで多くプレイする
テキサスホールデムポーカーにおいてポジションは最重要です。
テキサスホールデムポーカーは不完全情報ゲームです。このようなゲームにおいて、相手のアクションという情報を得てからプレイできるのは、非常に大きなアドバンテージです。
例えば、以下のようなメリットがあります。
・プリフロップにおいてリレイズを気にせずレイズできる
・プリフロップにおいてスクイーズの心配なくコールできる
・フロップ以降は相手のアクションからハンドの予想がしやすい
・降りるのか、攻めるのかを正しく判断できる
関連⇒テキサスホールデムポーカーのポジションの重要性と優位性
良いポジションでプレイすることで、相手のハンドの予想がしやすくなります。相手のハンドがわかれば、勝てるハンドで大きく勝ち、負けているハンドで小さく負けることが容易になります。
攻略法④ドローを追いすぎない
あと1枚でフラッシュ、あと1枚でストレートといった時には、やはり4枚目や5枚目のカードが見たくなりますよね。そういうときは、ついつい相手のベットに対して、コールしてしまいがちです。
しかし、あまりにもドローを追いすぎるのは良いプレイとはいえません。4枚目や5枚目のカードを見るためにコールをし続けると、チップがどんどん減っていく結果を招きかねません。
基本的にドローで役が完成する確率は50%以下です。半分以上の確率でドローは失敗に終わるということを、しっかりと理解しましょう。
ドローとブラフを併用して「セミブラフ」にするのがおすすめ
あまりにもドローを追いすぎると、不幸な結末が待っていると言っていいでしょう。ドローを追いかけるときは、こちらからレイズして、ドローとブラフを併用していくのが有効な手段です。
引ければ強い手札に化けるし、引けなくても相手を降ろせる可能性があるハンドでのブラフを「セミブラフ」といいます。逆にどう転んでも負けているハンドでブラフを行う場合は「ピュアブラフ」といいます。
ピュアブラフよりはセミブラフをするべきです。
コーリングステーションにならないよう注意する
次のカードが見たいが為にコールをし続けるプレイヤーを揶揄して「コーリングステーション」といいます。
コーリングステーションは弱いプレイヤーの典型です。自分の手札の可能性を早い段階で判断し、次のカードを見るべきか否かを決めましょう。
逆に言えば、あなたがコーリングステーションと遭遇したときは積極的に仕掛けていきましょう。コーリングステーションにはアグレッシブにプレイし、ドローにリスクを掛けていくプレイが正解です。
テキサスホールデムポーカーで勝つためのコツ
ここまで、テキサスホールデムポーカーの基本的な攻略法を紹介しました。しかし、それだけでは強豪プレイヤーには勝てないのも事実です。
テキサスホールデムポーカーという土俵で勝ち越す為には、プレイの仕方だけでなく、どうやって生き残っていくかの戦略も重要となってきます。ここからは、さらに一歩進んだ「勝つためのコツ」を解説します。
勝つためのコツ①身の丈にあったレートでプレイする
テキサスホールデムポーカーのレートは、スモールブラインドとビッグブラインドの額で表記されます。スモールブラインドが$0.5で、ビッグブラインドが$1ならば0.5/1となります。この場合100NLと表記される時もあります。
100NLで勝ち越すのはかなり難しいです。100NLで勝ち越せるプレイヤーはポーカーで生活ができるプレイヤーでしょう。
大体のポーカーサイトにおいて、最低レートは0.01/0.02となっています。2NLと表記されることもあります。2NLは初心者も多く、基本戦略を押さえていれば、勝つのはたやすいでしょう。
最大バイイン額の20倍のバンクロールは最低でも必要
テキサスホールデムポーカーは技術が勝敗に大きく影響する反面、運の要素も大きく作用します。どんなに上手くプレイしても、運が下振れれば大きく負ける時はあります。
運が悪く負けがこんだときに、再び勝負して勝つだけのチップ(バンクロール)がなければ、そのレートでは勝負すべきではないでしょう。バンクロールの目安はそのレートでの最大バイイン額の20倍~40倍です。
大体の場合、0.5/1のレートであれば最大バイイン額は$100となります。基本的には最大バイイン額は100ビックブラインドとなるので、覚えておきましょう。つまり0.5/1を打つなら、$2000は最低でも必要という計算です。
下のレートからプレイする
テキサスホールデムポーカーの強豪プレイヤーは高レートでプレイしています。基本的にレートが上がれば上がるほどプレイヤーのレベルは上がると考えていいでしょう。
最初は低レートからプレイして、自分がどのレートで勝てるのか、どのレートでは勝てないのかを把握することをおすすめします。もちろんポーカーサイトによってレベルは変わってくるので、プレイヤーレベルもサイト選びの基準になってきます。
テーブルを見渡して自分より弱そうなプレイヤーがいないとき「あなたがそのテーブルにおいて最も弱いプレイヤーである」ことが多いです。その場合は、あなたはそのレートでプレイすべきではないでしょう。
本当に始めたばかりの初心者ならば、無料サイトで慣れておくのも手です。
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勝つためのコツ②視覚から得る情報を頼りにしすぎない
テキサスホールデムポーカーといえば心理戦というイメージを持っている人も多いです。これは間違いではありません。テキサスホールデムポーカーは高度な心理戦のゲームです。
しかし「相手のしぐさからハンドを予想して…」と思っている人も多いですが、これは大きな間違いと言っていいでしょう。有名プロの話を聞いても、しぐさからハンドを予想することはほとんど無いそうです。
癖を見抜くにしても、ベットのタイミングやサイジング、スターティングハンドのレンジなどを見抜くことの方が大事です。
視覚に頼りすぎれば、認知バイアスの影響で誤った判断を下しかねません。あまり視覚から得る情報を頼りにするのはやめましょう。
勝つためのコツ③冷静にプレイする
テキサスホールデムポーカーは運が影響するゲームです。いくら上手くプレイしたとしても、自分より下手なプレイヤーに逆転負けすることはあります。
「なんで自分より下手なプレイヤーに…」「正しいプレイをしたのに…」「なんでリバーであんなカードが落ちるんだよ…」とイライラしますよね。
そういう時にも落ち着いてプレイしましょう。大きな負けで我を忘れてしまうことを「ティルトする」といいます。ティルトしてしまうことによって、プレイが崩れて負けてしまうのはとてももったいないです。
ポーカーはメンタルが大きく影響するゲームです。
ティルトしない為には、自身の心理状態の細かな起伏に敏感になること、そして常に新たなハンドに集中することが大切です。
ティルトを防ぐことは、戦術を学ぶことと同等か、人によってはそれ以上に価値があるものです。
どんなに上手くプレイしても、確率の勝負である以上負けるのは仕方ないのです。そういう時は「自分は正しいプレイをした」と自分を落ち着かせることが大事になってきます。
時にはテーブルから離れて、休憩をするのも有効な手段です。あるポーカープロは、オールイン対決に負けたら、必ずテーブルから離れて一息入れるそうです。
まとめ|攻略法を理解しテキサスホールデムポーカーで勝てるようになろう!
テキサスホールデムポーカーのベーシックストラテジーは、今までに数多くのプロが考え出した最適解といっていいでしょう。しかしあまりにも浸透してしまったので、その裏をかくプレイヤーも多くいます。
こういった駆け引きを楽しめるようになると、テキサスホールデムポーカーが何倍にも楽しくなります。皆さんもテキサスホールデムポーカーの攻略法を理解して、強豪プレイヤーの仲間入りをしましょう。
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