カジノホールデムポーカーをプレイするなら、役の強さ(ハンドランク)を詳しく知る必要があります。数は多いですが、多くは聞いたことがある名前だと思いますので、スムーズに覚えられるでしょう。
ベラ子
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カジノホールデムポーカーの役の強さをハンドランク順に紹介
カジノホールデムでは、コールかフォールドするかを判断する必要があります。正しい判断を下すためにも、全ての手役とハンドランクは覚えておきましょう。役は全部で10種類あります。
それぞれの役について詳しく解説します。
①ハイカード
役としてカウントしてはいますが、正確には役ではありません。役が何もないときにハイカードとなります。カジノホールデムポーカーにおいて役が出来ないことは珍しくないので、ハイカードはよくお目にかかることになります。
Aが最も強いハイカードで、2が最も弱いハイカードです。両者が同じハイカードの場合には、ホールカードの2枚のうち数字の低い方である「キッカー」での勝負となります。
straight(ストレート)にもflush(フラッシュ)にもなってない形のhand(手)において、 unpaired(ペアになっていない)もっともランクの大きいカードのこと。
カジノホールデムポーカーでは、ディーラーがハイカードの場合はクオリファイせずに、無条件にプレイヤー側の勝利となります。
②ワンペア
同じ数字のカードが1組ある場合、ワンペアが成立します。カジノホールデムポーカーにおいて、最も成立しやすい役がワンペアです。ワンペアは最も出現確率が高いので、ワンペア同士でぶつかり合うことも多いです。
同じワンペア同士の勝負の場合は、Aに近い数字でワンペアを作った方が勝利となります。
4以上のワンペアからクオリファイして、ディーラーとの勝負になります。またAのワンペアから、AAベットの払い戻しを受けられます。
お互いワンペアという場面には多々遭遇します。場面にもよりますが、ワンペアの中で最強のAのワンペアは、かなり強い役といっていいでしょう。
③ツーペア
ツーペアは、同じ数字のカードが2組あると成立します。ワンペアが2組でツーペアと覚えておけば簡単です。ツーペア同士で戦う場合は、Aに近い数字の組を持っている方が勝利となります。
前述のとおり、ワンペアが圧倒的に出現頻度が高いので、ツーペアは十分強い役です。低い数字のツーペアで、相手のAのワンペアを逆転する場面にもかなり出くわします。
ツーペア以降の役は全て、AAベットの払い戻しが受け取り可能です。AAベットは役の強さに応じて倍率が設定されており、その倍率に応じたチップを受け取れます。
④スリーカード(スリーオブアカインド)
同じ数字のカードが3枚ある場合はスリーカードが成立です。スリーカード同士の勝負では、Aに近い数字のスリーカードを持っている方が勝利となります。
カジノホールデムポーカーにおいて、ポケットペアは非常に強力といわれています。それは、ポケットペアがあるとスリーカードが成立しやすいというのが理由です。ポケットペアでスリーカードを狙っていくのは、カジノホールデムポーカーの常套手段です。
ちなみに、海外では「スリーオブアカインド」と呼ばれるのが一般的です。日本では「セット」や「トリップス」と呼ばれます。呼び方は違いますが、全てスリーカードを指します。
スリー・オブ・ア・カインドは、2♦ 2♠ 2♣ K♠ 6♥ のように、同じ数字の札3枚と数字の違う2枚の札から構成される役である。残りの2枚が同じ数の場合はフルハウスという上位の役になる。日本ではスリーカード、新大陸ではトリップス(trips)・セット(set)とも呼ばれる。
セットとトリップスの違い
日本ではセットやトリップスという呼び方をするスリーカードですが、実はこの2つにはちょっとした違いがあります。
セットはホールカードがペアでコミュニティカードがスリーカードの3枚目となる場合です。つまりポケットペアを持っていなければ、セットが成立することはありません。
トリップスはコミュニティーカードでペアが存在し、ホールカードのうち1枚がスリーカードの3枚目となる場合です。
カジノホールデムにおいては大した違いはありません。しかし、この違いを覚えておくと、他のポーカープレイヤーと話すときにスムーズです。知識として覚えておくとよいしょう。
⑤ストレート
連続した5つの数字が揃うとストレートとなります。ストレートの強さは、5枚目の数字の大きさで決まります。
最も強いストレートは「10、J、Q、K、A」となります。逆に、最も弱いストレートは「A、2、3、4、5」です。
KとA、Aと2を同時に跨ぐストレートは成立しません。例えば「J、Q、K、A、2」はストレートになりません。初心者が間違いやすいので注意が必要です。
コミュニティカードが3枚開いた時点でも、運が良ければストレートが成立します。しかし確率はかなり低く、あと1枚でストレートが完成する「ドロー」の形になることの方が多いです。
オープンエンドドローとガットショットドロー
ストレートのドローの形の種類に「オープンエンドドロー」と「ガットショットドロー」があります。
具体例は以下の通りです。
「9、10」をホールカードで所持している場合
・オープンエンドストレートドロー:コミュニティカードで「8、J、A」とでて、4枚目や5枚目で7とQのどちらが出てもストレートが成立する場合
・ガットショットストレートドロー:コミュニティカードで「8、Q、A」とでて、4枚目や5枚目でJが出なければストレートが成立しない場合
もちろん待ちの枚数の多いオープンエンドストレートドローが有利です。単純にガットショットストレートドローは待ちの枚数が半分です。つまり確率も半分になってしまいます。
オープンエンドストレートドローでは、しっかりとコールして上乗せしていきたいところです。ガットショットストレートドローについては、状況にもよりますが、フォールドも視野にいれつつ判断しましょう。
⑥フラッシュ
フラッシュは数字に関係なく、同じスーツのカードを5枚集めると成立します。ストレートよりもフラッシュの方が強いです。初心者の人はあやふやになりがちなので、しっかりと覚えておきましょう。
フラッシュ同士の場合、Aに近いカードがあるフラッシュが勝利となります。
ホールカードとコミュニティカードの関係で、同時に異なるスーツのフラッシュが完成することはありません。ストレートと同じく、フラッシュもドローの形になることが多いです。
⑦フルハウス
フルハウスは、2枚の同じ数字のカードと、3枚の同じ数字のカードが1組ずつで成立します。つまり、ワンペアとスリーカードが同時に成立すればフルハウスです。
フルハウス同士の勝負となった場合には、スリーカードの数字を比べます。スリーカードの数字が同じ場合は、ワンペアの数字を比べます。
ポイント:「A、A、A、K、K」のフルハウスが最も強く「2、2、2、3、3」のフルハウスが最弱となります。
フルハウスは、ポケットペアからも狙いやすい役です。ポケットペアからスリーカードへ発展し、コミュニティカードでワンペアができて、フルハウスが完成する可能性があります。非常に大きなリターンがあるので、積極的に狙っていきましょう。
⑧フォーカード(フォーオブアカインド)
同じ数字のカードを4枚を揃えると、フォーカードとなります。同じ数字のカードは4枚しかデッキにありません。カジノホールデムポーカーではジョーカーは使用しないので、かなりレアな役です。
海外では「フォーオブアカインド」と呼ばれるのが一般的で、日本では「クワッズ」とも呼ばれます。
フォーカード同士での勝負となった場合、Aに近い数字のフォーカードが勝利となります。コミュニティカードのみでフォーカードが揃った場合を除き、同じ数字のフォーカードがぶつかることはありません。
⑨ストレートフラッシュ
ストレートフラッシュはその名の通り、ストレートとフラッシュが同時に成立した役です。ほとんどお目にかかれない貴重な役です。
ストレートフラッシュの強さもストレートと同じ比べ方をします。例えば♠のストレートフラッシュだと「A♠、2♠、3♠、4♠、5♠」が最も弱いストレートフラッシュとなります。逆に「9♠、10♠、J♠、Q♠、K♠」が最も強いストレートフラッシュです。
フラッシュと同じく、異なるスーツでストレートフラッシュが成立することはありません。
⑩ロイヤルストレートフラッシュ
ストレートフラッシュで「10、J、Q、K、A」を揃えたものをロイヤルストレートフラッシュと呼びます。
ストレートフラッシュではあるのですが、あらゆるポーカーの役の中でも最強なので、特別な名前がついています。ロイヤルストレートフラッシュが揃えば、その時点で無条件に勝利となります。
コミュニティカードのみでロイヤルストレートフラッシュが揃えば、強制的に引き分けとなります。
カジノホールデムポーカーは1ゲームが短く、一日にかなりのハンドをこなせます。しかし、それでもロイヤルストレートフラッシュにお目にかかることはほとんどありません。
AAベットに賭けていれば、とんでもない倍率の払い出しを受けられます。しかしロイヤルストレートフラッシュが成立する確率は60万ハンドに1回とかなり低い確率です。
カジノホールデムポーカーにおける数字と絵柄(スーツ)の強さ
基本的なルールとして、2が一番弱くAが一番強いです。相手と同じ役が成立した時に、役に使われている数字を比べます。Aに近いカードで役を作った方が勝利となります。
絵柄の違いにより強弱がつくことはありません。基本的に同じ役の場合は数字の大きさを比べて、同じ数の場合は引き分けとなります。
カジノホールデムポーカーで覚えておくべきハンドランクの注意点
ここまでカジノホールデムポーカーで使う役とハンドランクをご紹介しました。役を覚えるには習うより慣れろですので、実際にプレイしてみることをおすすめします。
ただ、実際プレイしてみると少し難しい判断に迫られる場面も多いです。そこで、初心者が注意すべきハンドランクの注意点をご紹介します。
キッカーを理解する
同じ役での勝負の場合、その役の数字の大きさで勝敗を決めます。例えばワンペア同士ならAAはどのワンペアよりも強いです。しかしAのワンペア同士がぶつかる場合は「キッカー」勝負となります。
2枚のホールカードのうち、役を作るときに使用していないカードがキッカーとなります。
例えば次の状況を考えてみましょう。
自分のハンド A、K
相手のハンド A、J
コミュニティカード A、2、4、5、8
この状況では、役はお互いにAのワンペアです。こういった場合にキッカー勝負となります。このときにキッカーで比べてみると、自分はKで相手はJです。このAのワンペア対決はキッカー勝負で自分の勝利となります。
キッカーは思ったよりも使う場面が多いので覚えておきましょう。
あくまで5枚の勝負
カジノホールデムポーカーでは、ホールカード2枚とコミュニティカード5枚の計7枚から役を作ります。この7枚の中から、5枚を選んで相手と勝負します。
例えば自分がA、8を持っていて、相手がA、7を持っていたとします。コミュニティカードが「A、A、K、J、9」の場合は引き分けとなります。
キッカーで勝っているのにどうして… と思う人も多いと思いますが、それぞれ最強の5枚を抜き出して考えてみるとわかります。お互いの最強の5枚は「A、A、A、K、J」となりキッカーを使用しません。なのでこの場合は引き分けです。
6枚目で相手に勝っていても、あくまで5枚の勝負なので、引き分けとなる場合があります。注意しましょう。
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